こんにちは せしろです。
いつものことながら、「Thingiverse」を徘徊しているとこんなものを見つけました。
「Aurora A3 Owners」まさしく私のことではありませんか!こんなフォーラムがあるなんて今の今まで知りませんでした。
そして、まずいきなり目に飛び込んできたのはこちら。
「Always up-to-date Marlin firmware for the Aurora A3 」
なんですと!JGAuroraA3の為のMarlin firmwareがあるではないですか!
ちなみにこちらのMarlin firmwareなんですが、Reprapというオープンソースのプリンターに使用される「RAMPS1.4」という基盤に対応したファームウェアです。
もちろんJGAuroraA3はReprapクローンであり、RAMPS1.4を搭載していますので、この「Marlin」を書き込むことが可能です。この「Marlin」のほか「Sprinter」というファームウェアもあります。
このMarlinなんですが、オートベッドレベリング(プラットフォームのレベリングを自動でやってくれる)を導入するために必要なファームウェアとなります。
毎回、手動でレベリングをしていてとても煩わしかったので、いつかはオートベッドレベリングを導入しようと勉強していたところです。
JGAuroraA3が対応するにはファームウェアを書き換える作業が必要となります。
それがすでにされているMarlin firmware for the Aurora A3 。これは導入しない訳にいきません。
早速導入だ!
と、その前に。
オリジナルファームウェアを手に入れよう
石橋を叩いて渡るせしろとしては、万が一の失敗にも備えておかなければなりません。ということで、毎度のことながらメーカーサポートにお願いメールを送りました。
「オリジナルのファームウェアをくれないか?」と。
安定のメーカーサポート。すぐにオリジナルファームウェアと書き込み方法の説明書を送ってきてくれました。
いやほんとありがとう!
送られてきた説明書を要約すると、
・送ったファームウェアは「.hex」というファイル形式で、既に機械語にコンパイルされているファイルとなっている
・これをCuraのファームウェアのアップデート機能を使って、JGAurora A3に書き込む。
以上
おお、簡単だ。まあ何かあってもメーカーサポートを頼ろう。
ちなみに送ってもらったファームウェアと説明書は再配布していいのか分からないので、必要な方は直接メーカーサポートに連絡とってくださいね。
日本語でのメールも対応してくれるそうなので英語の苦手な方でも大丈夫です。
書き込む準備をしよう
1.Arduino IDEをインストールしよう
MralinはArduino IDEを使用して作られています。したがって、機械への書き込みもArduino IDEでできるってことです。
まずは以下より、Arduino IDE をダウンロードしてインストールします。私はいつも最新版を使用しています。
https://www.arduino.cc/en/Main/Software
ダウンロードしたら、インストールしますが、とにかく全部インストールしてください。
2.PCとJGAuroraA3を接続してみる
(1)まずはArduino IDEを起動します。
(2)USBケーブルでPCとJGAuroraA3を接続します。(プリンター本体に同梱されていたUSBケーブルでOKです)
(3)「ツール→マイコンボード」で「Arduino / Genuino Mega or Mega 2560」を選択します。
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(4)「シリアルポート」の設定を行いますが、基本的には自動的に認識されます。もし、ポート番号が出ていない場合は「デバイスマネージャ」で確認してポートを設定してください。(私はCOM11でした)
(5) Arduino IDE右上 にあるシリアルモニターボタンをクリックしてください。
(6) すると、PCとJGAuroraA3がシリアルで接続されます。
もし文字化けするようだったら右下のボーレートを「115200bps」に変更してください。
以上で接続の確認が出来ました。
というか、よく見ると「Marlin1.0.0」となってるではありませんか。結局のところ、Marlinだったのね・・・。もう迷うことはありません。「Marlin 1.1.6 for the JGAurora A3」を書き込んでやろうではないか!
と、そのまえに・・・
デフォルトのファームウェアを書き込んでみる。
じれったくてすみません・・・。
やはり、メーカーサポートにもらったファームウェアを書き込んでみることにします。
何かあっても元に戻せるってのは大事だよね。それではいきます!
hexファイルの書き込み方法
(1) Curaを起動し、「設定 → プリンター → プリンターを管理する」をクリックします。
(2) 「ファームウェアをアップグレード → カスタムファームウェアをアップロードする」をクリックします。
(3) すると、ファイルを選択するダイヤログが表示されますので、「A3_v1.8.hex」を選択して開きます。
(4) ファームウェアのアップデートが始まりますのでしばらく待ちます。
(5) 完了。
以上です。簡単ですね。一応本体の再起動をしておきます。
再起動後、当たり前ですが特に変わった様子はありません。
念の為、テストプリントしましたが特に問題はありませんでした。
次はいよいよMarlim1.1.6を書き込みます!
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