こんにちはせしろです。
色々ありまして、正直3Dプリンターで遊ぶのは本当に久しぶりです。ぼちぼち更新していきますのでよろしくお願いします。
さて、Cura3.2.1で止まっていたCura。早速アップデートすべくCuraのウェブサイトへ。
4.5になってますね・・・。ほんと更新していなかったなぁ。
早速アップデートします。
目次
Cura4.5をインストール
「DownLoad for free」をクリックして、OSを選択してから「Download now」。まあ特に書く必要はありませんね。
で、ダウンロードされた「Ultimaker_Cura-4.5.0-win64 .exe」を実行するとインストールが始まります。
特筆することは何もないのでどんどん進めていきます。
コンポーネントの選択も「STLファイル」しか使う予定はないので、STLにチェックが入っていることを確認します。
インストールが完了しました。新しく「Cura4.5」が追加されましたので、古いCuraはアンインストールしました。
早速実行してみようと思います。
Cura4.5の設定をする
免責事項が書かれています。
新機能が書かれていますが読み飛ばします。
印刷品質とユーザエクスペリエンスの向上のために匿名データ収集しているそうです。
実際に設定してみる
まずはプリンターを追加ね。A3Sはネットワークプリンターではないので下の「Add a non-networked printer」を選択して「NEXT」をクリックします。
いろんなメーカーの中に「JGAurora」がありました。私の機体は「A3S」ですので、A3Sにチェックを入れて「Next」をクリックします。
A3がないのは残念でした。まぁ古い機体なので仕方ないですね。A3を使う場合は以前と同様「Prusai3」をベースに設定していけばいいかな。
クラウドで共有できる様です。私には必要ないので「Finish」で完了します。
Cura4.5が立ち上がりました。まずは日本語にしていきます。
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Languageを日本語にして、Curaの再起動をします。JGAuroraA3Sもちゃんと登録されています。
再起動すると日本語になっています。
次にプリンターの設定を確認します。
スタート/ストップのG-Codeも予め用意されていますね。
・・・・・?
設定の数値半分くらい見切れてない?これって私のPCのせい?
デフォルトの設定はどうなっているか?
とりあえず分かり辛いので表にしてみました。A3Sに付属のスライスソフト「JGcreat2.5.0」とも比較してみました。
プリンター
設定項目 | Cura4.5 | JGcreat2.5.0 |
X(幅) | 205 | 205 |
Y(奥行) | 205 | 205 |
Z(高さ) | 205 | 205 |
ビルドプレート型 | Rectangular | Rectangular |
センターをゼロとする | 無 | 無 |
ヒートベッド | 有 | 有 |
加熱式ビルドボリューム | 無 | 項目なし |
G-Codeフレーバー | Marlin | RepRap(Marlin/Sprinter) |
プリントヘッド
設定項目 | Cura4.5 | JGcreat2.5.0 |
X最小 | -20mm | 20mm |
Y最小 | -10mm | 10mm |
X最大 | 10mm | 10mm |
Y最大 | 10mm | 10mm |
ガントリーの高さ | 10mm | 99999999999mm |
エクストルーダの数 | 1 | 項目なし |
共有ヒーター | 無 | 項目なし |
エクストルーダ
設定項目 | Cura4.5 | JGcreat2.5.0 |
ノズルサイズ | 0.4mm | 0.4mm |
適合する材料直径 | 1.75mm | 1.75mm |
ノズルオフセットX | 0mm | 項目なし |
ノズルオフセットY | 0mm | 項目なし |
冷却ファンの番号 | 0 | 項目なし |
JGcreat2.5.0と設定値が違いますが大きな影響はないので、Curaの設定のままでいこうと思います。
スタート/ストップG-Codeについて
スタートG-Code
; -- START GCODE --
G21 ;G-Codeパラメータ単位をmmに設定する
G90 ;G-Codeで指定された座標を絶対位置として扱う
M106 S0 ;ファンの速度を"0"(停止)にする
G28 ;全ての軸を原点(リミット位置)に戻す
G92 E0 ;フィラメントの押出しを"0"にする
G1 Z1 F1000 ;少し上に移動する(1000mm/minで1mm位置まで持ち上げる)
G1 X60.0 Z0 E9.0 F1000.0;始めX方向に移動(60mm位置まで)しながらフィラメントを9mm押出す。(頭出し)
G1 X100.0 E21.5 F1000.0 ;もう一度X方向に移動(100mm位置まで)しながらフィラメントを21.5mm押出す。(頭出し)
G92 E0 ;フィラメントの押出しを"0"にする
; -- end of START GCODE --
なぜか2回頭出しをしています。必要ないと思うので少し変更を加えます。
; -- START GCODE --
G21 ;G-Codeパラメータ単位をmmに設定
G90 ;G-Codeで指定された座標を絶対位置として扱う
M106 S0 ;ファンの速度を"0"(停止)にする
G28 ;全ての軸を原点(リミット位置)に戻す
G92 E0 ;フィラメントの押出しを"0"にする
G1 Z1 F1000 ;少し上に移動する(1000mm/minで1mm位置まで持ち上げる)
G1 X60.0 E21.5 F1000.0 ;始めX方向に移動(60mm位置まで)しながらフィラメントを9mm押出す。(頭出し)
G1 Z20 ;少し上に移動する(20mm位置まで持ち上げる)※頭出しで余った分からノズルを切り離す
G92 E0 ;フィラメントの押出しを"0"にする
; -- end of START GCODE --
ストップG-Code
; -- END GCODE --
M104 S0 ;ノズルヒーターを停止する
M140 S0 ;ベッドヒーターを停止する
G91 ;G-Codeで指定された座標を相対位置として扱う
G1 E-10 F300 ;フィラメントを10mm引き戻す
G90 ;G-Codeで指定された座標を絶対位置として扱う
G28 X0 ;X軸を原点に戻す
G0 Y200 F600 ;ベッドを200mm前に出す
M84 ;ステッピングモーターを停止
; -- end of END GCODE --
これだとプリントが終わったあとノズルが造形物にぶつかる可能性があるので、X軸を原点に戻す前にZ軸を持ち上げるように変更します。
; -- END GCODE --
M104 S0 ;ノズルヒーターを停止する
M140 S0 ;ベッドヒーターを停止する
G91 ;G-Codeで指定された座標を相対位置として扱う
G1 E-10 F300 ;フィラメントを10mm引き戻す
G1 Z20 F1000 ;少し上に移動する(1000mm/minで20mm持ち上げる)
G90 ;G-Codeで指定された座標を絶対位置として扱う
G28 X0 ;X軸を原点に戻す
G0 Y200 F600 ;ベッドを200mm前に出す
M84 ;ステッピングモーターを停止
; -- end of END GCODE --
スタート/ストップG-codeについてはとりあえずこんな感じでやってみようと思います。
G-codeの動作確認について
動作の確認はArduinoIDEのシリアルモニターで行いました。
ボード:Arduino Mega or Mega 2560
プロセッサ:ATmega2560(Mega2560)
シリアルポート:デバイスマネージャで確認してください。
ボーレート:250000bps CR及びLFを付けてコマンドを送信するとA3Sが動きます。
MarlinのG-Codeについては、「https://marlinfw.org/docs/gcode/G091.html」に細かく載っています。自分好みにカスタマイズしても面白いかもしれませんね。
まとめ
特になんてことないことを記事にしましたが、こういうのを書いていると後で役に立ったりするんですよね。あれ?あの時どうしたっけ的な。
JGAuroraA3をメインで使っていましたが、これらはA3Sをメインで使っていこうと思っています。その為にこれから色々調整しないとですね。
次はこの設定でプリントしてみます。
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