こんにちは せしろです。
こちらの記事にも書きましたが、まずはプラットフォームに一層目が定着しないことには始まらないという結論に至った訳です。
先人たちのお知恵を拝借しながら、現在私が行った改造についてご紹介したいと思います。
本体フレームの補強
JGAurora A3の本体フレームは、Y軸方向に軽く押しただけでもふらふらと揺れてしまいます。これでは動作中の振動でノズル位置が安定しない恐れがあります。
フレーム底面を机にビスで止めようかとも考えましたが、貧乏性の私は、フレームに穴をあけることが出来ませんでした・・・。
そこでまず、Z軸モーターの台座を作成しました。角が反ってしまっていますが、とりあえずは良しとします。
次に、本体フレームの裏側にL字金具を両面テープで張り付けました。
これだけで大分改善されました、軽く押しても揺れなくなりました。
プラットフォームの改善
まずはこちら。
ヒートベッド用ガラスを購入しました。それに3MDプリンタープラットフォームシートを張り付けました。
これにより、プラットフォームの平面度と接着性は格段に上がったはず!
次に、プラットフォームの調整ネジのばねがこんなことになることがあります。
これではせっかく調整したのに、プラットフォームのレベルが狂ってしまいそうです。なのでネジがはみ出ない様に抑えを追加しました。
あと、プラットフォームのヒーターの配線が、移動するたびに擦れていたのが気になったので、「Thingiverse」よりケーブルチェーンをいただきました。
フィラメントスプールの作成
JGAurora A3には透明のアクリル製スプールホルダーが同梱されています。当初使用しましたが、フィラメントに無理な力がかかっているように思ったので、フィラメントスプールを作成しました。以前ご紹介したこちらのサイト管理人さんが作者です。ありがたく使わせて頂きます。
SDカード延長アダプター
このJGAuroraA3のSDカードスロットは液晶パネルの背面にあります。印刷するたびに背面に手を伸ばすのは億劫なので、SD/SDHC 延長アダプターを取り付けました。でも問題が一つ・・・。機械がデータを読み込むのは、SDカードが挿入された時の様で、今回追加した延長アダプターではSDカード挿入しても認識されませんでした。仕方がないので、SDカードを挿入した後、本体の電源を入れ直すことで対応しています。
テスト印刷
とりあえず上記のアップグレードを行いましたのでテスト印刷です。
モデルはこちら、よくyoutubeなどで見かけるこいつ「3D Benchy」です。このモデルベンチ用モデルで様々な要素を持っています。
スライサーソフトは先日アップデートした「Cura3.1.0」を使用します。
まずはビルドプレート設定をラフトにして印刷しています。さすがにラフトだとしっかりついてる感がありますね。順調に印刷しています。
と思った矢先に剥がれました・・・orz
ノズル先端が引っ掛かって造形物がはがれてしまいました・・・。どうやら先端が反ってしまってそこに引っ掛かったようですね。
Curaの設定を変更して再チャレンジです。
・ノズル温度:240℃
・ベッド温度:95℃→100℃
・ファン速度:50%→30%
やはりオーバーブリッジのところはに「ゴッ、ゴッ」と音が鳴り、造形物が振動していましたが、今回ははがれずに完成しました。ラフトでの造形だったのでうまくいったんだろうな。ブリムだったらはがれていそうだと感じました。
本体の改造前にもこの3Dベンチを設定を変えながら印刷していたのですが、全くうまくいきませんでした。なにやっても失敗していた3Dベンチですが、何とか印刷できたということは、今回の改造(特にプラットフォーム)の改造は有効だったということでしょう。
しばらくはこれで運用していこうと思っています。